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多様性を許容することができる社会か - クリエイティブ都市学

クリエイティブ都市学

多様性を許容することができる社会か

何が都市を突き動かすのか。それは僕らメディアサーフにとっての永遠に探求し続けるテーマだ。いままでも、そのヒントを探るために、LAST THURSDAYでPortland Nightを行ったり、スタッフ皆でアメリカ西海岸を旅したりと自分たちの肌でその感覚を確かめてきた。

「クリエイティブ都市学」とは、もともとトロント大学のリチャード•フロリダ氏によって提唱された「クリエイティブクラス」という新しい社会経済学上の階級と、それをさらに都市と関連づけて考察するものである。いろんな都市の魅力に触れれば触れるほど、現地の人と話せば話すほど、感覚的にはなんとなくわかるその魅力。

そういったことを難しくしすぎず、自分たちの目線で考えることができないか、という目的をもって自由大学で行なわれた講義が「クリエイティブ都市学ポートランド編」と「クリエイティブ都市学ストックホルム編」であるが、毎回の講義にその都市に詳しいゲストスピーカーを招き、ディスカッション形式で議論がなされた後、最後には皆でそれらの都市を実際に訪れて、考えた仮定を検証していく、という手法をとった。結果、やっぱり何か一言で都市の魅力を言い表すことは難しい。社会制度や住環境など様々なものが絡み合っている。

でも、ひとつ挙げるとするならば、自分らしさを思い切り体現できている人たちが集まっていて、そういった多様性を許容することができる社会かどうか、と。 そう考えると世界中から人が集まるこの東京。もっといろんな人が来て、もっといろんなことが起きればもっと楽しくなる。そう講義を終えて思った。

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アート、デザイン、農業、自転車、グリーンな環境と情報発信、クリエイティブクラスを生み出す要因は何なのか?自由大学でクリエイティブ都市論を展開し、そのヒントを世界有数のクリエイティブ都市の数々に学びます。そして実際に旅を通じて実習する機会を作りました。

URL

ポートランド編
freedom-univ.com/lecture/portland.html
ストックホルム編
freedom-univ.com/lecture/stockholm.html

CREDIT

教授 :
黒﨑輝男
松井明洋 (MEDIA SURF COMMUNICATIONS)

キュレーター :
和泉里佳 (自由大学)
小柴美保 (Mirai Institute K.K.)
田中佑資 (MEDIA SURF COMMUNICATIONS)

TEXT

松井明洋 (MEDIA SURF COMMUNICATIONS)

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