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July 2, 2009

6/27&28 Farmer's Market @ GYRE レポートvol.02

今回のゲスト出店者は、「続く農家」という事で親子三代世田谷で農家を営む「高橋農園」さんと高橋農園を紹介したいという熱い思いの大学生ユニット「LAMB」、石川からなんと江戸時代から先祖代々続き、創業者 佛田孝治さんが近代的な企業形態を整え、現在に至る「ぶった農産」さんです!

高橋農園 + LAMB
世田谷育ちの瑞々しい野菜と、世田谷育ちの瑞々しい大学生たち!

東京都の23区で2番目に広い面積をほこる世田谷区は、現在では都内で働く人のベットタウンのような印象ですが、実は江戸時代から城下の食をまかなう近郊農業が盛んな土地で、未だに代々続く農家が多いのです。しかし残念なことに農耕地は明治維新後、都市化の波に押されて江戸時代と比べると、都内全域で10分の1以下になっているそうです。

そんな中、世田谷区は独自に基準を設け、そこをクリアした農家に「せたがやそだちの特別栽培農産物」の認定を与えて、世田谷農家の振興に努めています。
そして高橋農園は「せたがやそだち」の認証を受けた農家です。親子三代に渡って農業を続ける貴重な農家。また世田谷農家特有の少量多品目生産を行っています。今回はトマトやきゅうり、ナスといった夏野菜が中心でしたが、どれもキレイで粒の揃った野菜は高橋農園のこだわりだとか。

LAMBメンバー

さて、ところでLAMBとはいったい何者なのでしょう?
LAMBは藤沢和徳さんの呼びかけで集まった世田谷育ちの大学生ユニット。可能性を秘めつつもきっかけをつかめないでいる、一人悶々と抜け出せないような感覚。誰しも覚えがあると思います。しかし彼らはそれを一人で抱えず、それぞれの得意分野を活かしあう事で、積極的にきっかけをクリエイトしていこうという集団です。そんな彼らが今取り組んでいるのは、あるきっかけでつながったFarmer's Market @ GYREを活かして、メンバーの一人高橋さんの実家・高橋農園を紹介し応援する事。まず、一つ彼らはきっかけを次につなげた訳です。今後の活躍に期待大のLAMBに注目です!


ぶった農産 石川 米農家
自慢の米と米糠や米麹を使ったお漬物が絶品。ぶった農産。

ぶった農産は石川県の農を提案・提供する企業ですが、石川県といえば小京都・金沢があり加賀百万石を歌われた風光明媚で地味が豊かな歴史ある北陸を代表する地域です。普通の米より早く収穫時期をむかえる早場米コシヒカリの有力な産地としても有名です。

そんな環境で、ぶった農産の前進である佛田家は江戸時代後期から代々続く伝統ある農家でした。創業者である佛田孝治さんはそれまでの農耕牛馬による手法からいち早く農耕機器を導入。商品開発や地元でのファーマーズマーケットの開催など様々なチャレンジを続け、一代で現在の株式会社ぶった農産(2001年創立)を立ち上げます。

順序はさかのぼりますが、1986年には第15回日本農業賞と第25回天皇杯(農産部門)を立て続けに受賞。2008年12月農林水産省から「農業技術の匠」として選定を受けるにいたっています。

ぶった農産 石川 米農家 スタッフ近影

現在では東京にも発信基地としてのオフィスをかまえ、今回のFarmer's Market出店のように東京でのセールスにも力を入れ始めています。特別栽培のコシヒカリはもちろん、米ぬかや米麹で漬け込んだ絶品の麹ナス魚のぬか漬けなど、北陸ならではの保存食。かなり塩味が強いので白米はもちろん、日本酒との相性がよさそう!そして、今回の出店には間に合わなかったものの、これからの時期一番のおすすめが、自前のコシヒカリから取れた熟成ぬか床に入った「宿漬け」。火入れをしていない生の麹ならではの活きた乳酸菌と酵母の作り出す濃厚な味わいがたまらないとか。一度使ったぬか床も、次の野菜を入れれば再利用できます。エコが当たり前になってきた近年、籾ガラからぬかまで使い切る、本当に何一つ無駄の出ない本当の意味でのエコロジーです!【宿漬け〜自家製コシヒカリのぬか床に漬かった野菜


続ける」とか「受け継ぐ」というとどこか古めかしくて、変わらないものというイメージがありますが、実は時代を経て今に受け継がれるものこそ、初心を忘れず、芯は変わらずに、しかしながら柔軟に新しいものを取り入れスタイルを自在に変えられるものなのかも知れないと、この二つの団体をみて強く感じました。それを支え、次に受け継いでいこうという新しい力にも心強さを感じたFarmer's Marketでした!

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監修 Tokyo Design Flow
文 岩槻正康

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